WordPressで作られたホームページを自分で運営していく場合に避けて通れないのは更新作業です。
WordPress本体やプラグイン、テーマはバージョンアップが繰り返され、ホームページのセキュリティを強化するためにも更新作業が必要となります。
更新作業をする際に気を付けてほしいことがあります。
それは、バージョンアップすることで想定外の動きをすることがあるということです。
例えば、最新バージョンのプラグインが使用しているWordPressのバージョンに対応できておらず、レイアウトが崩れたり、画面が真っ白になってしまうこともあります。
こういったトラブルに対処するためにも、更新作業前には必ずバックアップをとるようにしましょう。
ここでは女性個人事業主さん向けにおススメの初心者でも簡単にWordPressサイトのバックアップができる「UpdraftPlus」の使い方をご紹介します。
UpdraftPlusとは
UpdraftPlusとはWordPressで作られたホームページのデータを丸ごとバックアップできるプラグインです。
その特徴は
- ワンクリックでバックアップが可能
- バックアップの保存先が豊富
- バックアップのスケジュール設定が可能
- データの復元も可能
ワンクリックでデータのバックアップと復元操作ができるので、初心者でも簡単に安心して行うことができます。
バックアップはWordPressのサーバーとは別の場所に保存した方が良いのですが、その保存先も豊富に用意されています。
▼対応しているバックアップ保存先
- Dropbox
- Google Drive
- Amazon S3
- UpdraftPlus Vault
- OpenStack
- Rackspace Cloud Files
- DreamObjects
- FTP
- SFTP/SCP(有料版)
- WebDAV(有料版)
- Microsoft OneDrive(有料版)
- Microsoft Azure(有料版)
- Google Cloud(有料版)
- Backblaze(有料版)
また、バックアップのスケジュール設定も可能なので、定期的な自動バックアップが必要な場合にもこのプラグインで対応することができます。
UpdraftPlusのインストール方法
WordPressダッシュボードのメニューから「プラグイン」→「新規追加」を選びます。
「プラグインの追加」画面の右上にあるキーワードに「UpdraftPlus」と入力すると、すぐにUpdraftPlusが表示されるので、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが完了したら、「有効化」ボタンをクリックします。
UpdraftPlusを利用するには、ダッシュボードのメニューから「設定」→「UpdraftPlusバックアップ」を選択します。
UpdraftPlusを使ったバックアップの方法
WordPressでバックアップするデータは次の通りです。
- WordPressを構成するファイル:プラグインやテーマ、画像など
- データベース:ブログ記事や装飾などのコンテンツ部分
▼手動バックアップ
WordPressやプラグイン更新前など、自分の好きなタイミングでバックアップを実行したい場合は、「今すぐバックアップ」ボタンをクリックすると、バックアップの処理をすぐに実行できます。
ダッシュボードのメニューから「設定」→「UpdraftPlusバックアップ」を選択します。
UpdraftPlusの画面が開いたら、「バックアップ/復元」タブで「今すぐバックアップ」をクリックします。
ポップアップが開くと、以下のように設定されているのでそのまま「今すぐバックアップ」をクリックします。
バックアップ完了メッセージの後、バックアップされたデータが表示されます。
この状態ではバックアップデータがサーバーに保存されています。サーバーに不具合が生じた場合、せっかくのバックアップデータが失われてしまうこともあるので、バックアップデータをローカルにダウンロードしておくと、より安心です。
まず最初に「データベース」をクリックします。
「お使いのコンピューターにダウンロード」をクリックして保存します。
この作業を「プラグイン」「テーマ」「アップロード」「その他」に対して順番に繰り返します。
▼自動バックアップ
不正アクセスによる被害やWordPressを変更したことによるトラブルはいつ起こるかわかりません。
そういったトラブルに備えるためには定期的なバックアップ(自動バックアップ)をおススメします。
「設定」タブを選択してバックアップのスケジュール設定を行います。
バックアップの頻度は以下から選択可能です。ホームページやブログを更新する頻度によって選択してください。
- 手動
- 2時間ごと
- 4時間ごと
- 8時間ごと
- 12時間ごと
- 毎日
- 毎週
- 2週間ごと
- 月
また、バックアップを保存しておく数もそれぞれ設定することができます。
画像データなどをたくさん利用している場合、ファイルデータの容量によって保存先を圧迫してしまうので注意してくださいね。
その下の「保存先を選択」では、「Dropbox」や「Google Drive」など外部の保存先を選択することができます。
ここでは「Google Drive」を選択します。
「Sign in with Google」をクリックしてGoogleアカウントを選択します。
UpdraftPlusにGoogleアカウントへのアクセスを許可します。
WordPressに戻り、UpdraftPlusの「設定」タブを開きます。
「バックアップするファイル」項目はデフォルトのままでOK。
「メール」でチェックボックスをクリックすると、バックアップが保存される度にメールを受信することができます。必要であればクリックしてください。
最後に「変更を保存」ボタンをクリックして設定完了です。
UpdraftPlusを使ってデータを復元
WordPress本体やプラグイン、テーマの更新によってデータに不具合が生じた時、バックアップを使用してデータを復元する方法についてもお伝えします。
データを復元するというと非常に難しい操作のように感じてしまいますが、UpdraftPlusを使えばとても簡単!
「バックアップ/復元」タブの「既存のバックアップ」で復元したいバックアップデータの「復元」ボタンをクリックします。
すべて元に戻したい場合は、チェックボックスをすべて選択して「次へ」ボタンをクリックします。
最後に「復元」ボタンをクリックするだけ!
あっというまに復元処理が終了して、元のデータに戻ります。
UpdraftPlusを使ってバックアップする方法のまとめ
この記事では女性個人事業主さん向けに初心者でも簡単にWordPressで運営するホームページを丸ごとバックアップする方法についてお伝えしました。
今まで不安に感じていた更新作業や疑問に思っていたバックアップ方法も、これで安心して行うことができるのではないでしょうか。
今後は自信をもってあなたの大切なホームページを運営していく手助けになればうれしいです。
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